観劇

劇団新感線「月影花之丞大逆転」を見てきた単純な感想

劇団新感線

3/5観劇してきました。

劇団新感線の舞台は初めて見たので、正直、私の感想が正しいのかどうかはわかりませんが、覚書のためにもここに記しておこうと思います。

2021年劇団新感線の舞台開催の詳細

東京では、2021年2/26から4/4まで1カ月半ほどの開催期間もありますが、チケットは1/30から発売されました。大阪公演もあって、こちらは4/4から5/10までの開催です。チケットは3/7から発売です。

S席、SD席ともに14000円、なかなか良いお値段です。しかもSD席でも2階席、、ってほとんどがこのチケットでしたね。

チケット発売初日に申し込んでも2階席だった

去年2020年はコロナウイルスの影響で一度も舞台は行われず、久々の開催らしく、そのためか、初日に申込したというのに、2階席しか当たりませんでした。

まるで芸能人のライブ参戦にいくみたいなノリですが、とにかく期待しておりました。

メインキャストは阿部サダヲと古田新太

もう、この二人が出演するだけで楽しみだった。どんな迫力のある劇になるのかな、どんな風に笑わせてくれるのかな・・と期待いっぱいでした。

ちなみに会場ではペンライトが売っています。劇中で曲が流れたらペンライトでいつでもフリフリして盛り上がるそうです。

ライブビューイングもあり

映画館のスクリーンでも見られるライブビューイングもあります。

1人4500円なので、何度も観たい人はお得ですね。

3/5参戦!池袋のブリリアントホールにて観劇した感想

正直な話を先に言うと、プロでもこんなもんなのか、っていう感想でした。

あんまりおもしろいと思わなかった。なんだろう。コロナ自粛期間がまだ延長状態だったからなのかな?

おそらく口パクであろうと思われる箇所が何回もありましたよ。劇場のバッグには映像で解説が入っていて、ときどき映画のような映像が流れてくるんだけど、生身の人間の劇を観に来ているのに、映像があれだけ多いととても残念。

しかも二階席で映画を見せられている感じ。かなりしらけた。

阿部サダヲらしさがなかったし、古田新太もらしさがなかった。

結局この劇は、西野七瀬(元けやき坂のメンバー)のファンが見に来ると楽しめた内容だったんじゃないかと思う。

彼女の演技がとても下手だし、主役張っているのに、リアル感がないし、単なるぶりっ子役だけど、意味が感じられず物語に入っていけなかった。

ネタバレ?劇団のお話

阿部サダが扮する保険会社のセールスマンが、保険に入ってもらう代わりの交換条件でここの劇団の役者を務めるという内容です。

しかし、実は幼い頃に海外で舞台を経験したことがあり、なんと団長はそれを実は知っていての抜擢だったという話。

この劇でキモとなる西野が扮する役者とかかわることでお互いのマイナスとなるダメージを緩和させてしまうということになり、最終的には阿部サダが救世主となり、本物の役者として生きるという物語。

無理がありすぎる内容

月影花之丞劇団で行われる劇なんだが、途中アルプスの少女ハイジの物語になっていく・・この流れの変化はなぜそういう流れになったのかが、どうしても思い出せない。。

ハチャメチャな物語なんだが、登場人物は一応ハイジやペーターやオンジといったおじいさんが出てくるし、羊も出てくるから間違いないんだが、、、、。

一生懸命見たのに、何も印象に残っていないというのが不覚だ。物語につながりがないので、どうしても思い出せない。

阿部サダヲには花があった

古田新太は化粧を施していたし、ボケることもなかったので、特に目立つことがなかった。しかし、阿部サダヲは出てくるたびに注目をさらっていった。

表情やしぐさもかなり大きい演技をしていたので目立っていたので、会場全員の目を引いたのは間違いない。その点では裏切られなかったので、まあ、良しかな。

しかし、他の人とたたかうシーンのときは、明らかに口パクと感じてしまうことが多々あったので、迫力にかけた。勘違いだろうか。舞台で発声してるように聞こえなかったのは確かである。

木野花の演技はよかった・これが救い

木野花はこの役をかなり楽しんで演じていたんではないかと思う。すごくハマっていたし、彼女が出ているときは集中させられた。

正直、この瞬間だけだったように思う。ほかの人の演技のときは、気が散るしよくわからなかった・・・とても残念な劇でした。

劇団新感線は、毎回メインキャストを変えていて、それによってだいぶ内容も変わるようだ。

以前、私の知り合いで長澤まさみがメインキャストで出たときはとても面白かったらしい。

次回は、メインキャストのメンツをしっかり調査してからチケットを買うかどうかを決めようと思う。

ハッキリ言って、他の小劇場の劇を3-4つほどみられる値段なので、そちらを観たほうが勉強になったな。ま、これも役者の勉強ですね。プロになっても本気の劇をやってほしい。