舞台&劇団

団長や演出家が出演する劇団には入らないほうがいい、その理由

やってはいけない

「団長や演出家が出演する劇団には入らないほうがいい」って、これは去年わたしが客演で出演していた劇団の演出家が言っていた言葉です。

それを聞いた時、「へーーーーー」って思ったけど、理由を聞いたら「なるほど」って思って、最近はまた、「ほんとだ」って思ってる。

いろいろ思い出したので、覚書としてここに書いておこうと思う。

団長や演出家が出演する劇団に入ってしまうと

ズバリ、団長や演出家たちが、その劇団の劇に出演するということは、つまり、主役をとられてしまうのです。

せっかく劇団に入ったとしても、客演で参加したとしても主役にはなれないため、せいぜい、わき役か引き立て役にしかなれないんだという覚悟が必要なんですね。

初めて私がこの話を聞いた時、すごく驚いたけど、後になって、なるほどって思って理解してきました。

主役として自分が劇に出る目的でに作った劇団

はい、この表題の通りです。

要するに、主役であろうが準主役であろうが、とにかく一番セリフをたくさんいう役を演じるために劇団を作っている、といった劇団が結構多いわけです。

そういう劇団に入ったとすると、結局はわき役がいくら良い演技をしていても引き立て役にしかしてもらえない。悲しい結果になっていくわけ。

私は、この話は前に客演で参加していた劇団の管理をされている人が言っていて知りました。

そうなんです。その方も、もともと他の劇団に所属していたんだけど、このままではいけない。自分で劇団を作らないと・・・と思ったそうで、作ったということでした。

団長や演出家が裏方に回っている劇団もある

逆にね。自分は完全に作る側になって、演技をする人たちを支えたい、本気で舞台を作りたい、と目指している劇団もあるわけです。

そういう劇団を探すなら、団長や演出家など劇団の代表となっている人が、そこの劇に役として参加していない劇団を探しましょう。

そういう劇団であれば、純粋にあなたに合った役としてのポジションを与えてくれるはずです。

30歳までに役者として本ものになれるかが勝負?!

ん~~~、、、この言葉は私2回聞いてしまったので、これって日本の舞台役者においては常識的な話なのでしょうか?

私は50代過ぎてから舞台を再開したもので、この意味がイマイチよくわかりません。

年齢によって辞めてしまう役者が多いらしい

少し前に私が舞台をやらせてもらっていた時に一緒に演じていた役者さんの一人が言っていたんですが、「30歳のときにモノにならなかったら辞める」って。

モノになるっていう意味はプロとして通用するかどうか、だと思うんだけど、要するに役者としても生活を支えられるくらいの収入がある状態のことなのかな、って思います。

しかし、劇団を自分で作らない限りは、なかなか、プロの世界には、小劇場あがりでは入っていけないのでは。。。って思います。難しいですね。

舞台役者の生活の糧

‛「舞台役者」と書いて「びんぼう」と読む’といった言葉を先日観た劇団新感線の「月影花之丞大逆転」のなかで言われていました。

ほんと、本業として役者をやっている人はほぼ誰もいないんですよね。小劇場の役者さんって凄いと思う。

みんな、バイトの掛け持ちや夜の仕事や介護系の仕事なんかしながら生活を支えている人ばかり、、、つまり苦労人。

苦労して働いているのに、休みには劇団の稽古三昧・・さらに神経すり減らすような感情のゆさぶる練習ばかり。。ほんと変態です。

だけど、、、ほんと、みんなカッコいいんですよね。

あたしなんて、50代なんだけど、20代の彼ら、彼女たち、ほんと、みんな素敵なんですよね。

舞台役者やっている人って、ほんと個性あるし、生きることに必死な人ばかりいる気がします。そんな人だからこそ、演技にも素晴らしいものが出るんだと思う。

みんなの本気が伝わってくる、愛おしい時間の凝縮がお芝居だと思います。

本気度が強い人ほど危うい・途中で辞めちゃう

話がとりとめのない方向に行ってしまって申し訳ないんだけど、、、みんな、ほとんど自分の儲けにもならないお芝居をやりながら、生活のために仕事もしていながら頑張っている。

そんな人たちの中には、すごく光った演技をする人がいる、、、。みんな光っているんだけど、その中でも、この人迫力ある演技するなあ、って感じる人がいるんですよ。

だけどね、、、そんな人に限って、辞めちゃうんですよ。。。それがとても残念でならない。

やっぱり、親にもいい加減ちゃんとした仕事しろ、とか言われるし、女性なら、そろそろ結婚しなくちゃ、ってなるしね。30歳までになんとか芽が出ないと辞めてしまうという気持ちの人は多い。

そして、終わり際だからこそ、すごく輝いているんですよね。。。この役者さん、めっちゃ迫力あって、いい演技だなあって思ったら、来年は観なくなっちゃうのはそんな理由なのかな。

途中で辞めるくらいなら最後はぶっ飛ばせ!

どうせ演じるなら、主役や準主役級でがっつり演技してからやめてほしいです。

ここの劇が好きだから、脚本が好きだから、演出が好きだからって1か所にこだわっていないで、活躍できる劇団でどんどんやれるうちは演じてほしいって思います。

だから、もし、あなたが、いつまでたっても、セリフが少ない役にしか起用してくれない劇団だとしたら、冷静に考えてみて、一度外に出てみるのもいいかもしれませんよ。

答えは一つではない。真実はあなたの心にあります。よね?