日本人女性は、海外の女性と比べて見た目がかなり若い!
これは、世界中どの国と比較しても劣らないんだけど、この話を最初に私が聞いたのは妹からだった。
わたしの妹は、30代の頃から外国の男性と交際することが多く、3回の結婚のうちの2回が年下の外人男性という経歴の持ち主。
日本は世界的に見ても、季節がはっきりしていて、その風土がおそらく肌に良い影響があるのでは?と勝手に思っていて、そのせいかと決め込んでいたけど、どうやら他に理由がありそう。
しかも、日本人であれば、単純に老いにくい、というわけでもなさそうなので、ぜひ知っておきたい。
そんなわけで、若さを保てているその秘訣をまとめてみたので、参考にしてみてね。
日本人の見た目が若いのは昔からではない

実は、日本人が昔から若く見えるわけではなかった。
その象徴として、戦前の日本人の写真や肖像画を見ても結構老け込んでいたし、あなたが50代の方なら、自分の親世代の頃を思い出してみると納得するはずでしょう。
サザエさん家庭の年齢
漫画「サザエさん」に出てくるお父さんの役の波平さんの年齢は54歳の設定で、サザエさんが初めて描かれた昭和40年代のイメージで描かれているのだ。
当時の平均寿命は、67歳(男)と72歳(女)・・そして、2018年では男性が81歳、女性が87歳と10歳以上も伸びてしまった。
寿命も延びたのだから、見た目も延びるのは当然かと、思いきや・・・これは全世界でも同じこと。
それなのに、日本人だけがなぜか見た目が若い・・。
黒木瞳や石田純一、キムタク、hyde
見た目の若さは日本人女性だけではない。
SMAPにいたキムタクだってすでに50歳を過ぎて、さらにラルクアンドシエルのHydeは同じ50代だが、キムタクより年上だ。
磯野波平さんと並んだら親子にしか見えない・・・w。
海外ではhydeのことをまるで中学生にしか見えない!と驚嘆する声も多いとか。
石田純一なんて、磯野波平さんより一回りも年上なのに、見た目ではまるで反対だ。
やはり、日本人は男女ともに見た目が若い。若くなってしまった。
日本人はアンチエイジングを実践できている民族といえる。
日本の食文化にアンチエイジング効果あり
しかし、戦前の日本人の見た目は決して若くは見えなかった。
戦後、高度成長期を迎え、食生活も欧米化するようになり、日本の食文化が大きく変わったのが影響しているという説がある。
バランスの良いたんぱく質など
日本人のひと昔前の食生活は、漬物とご飯に味噌汁がメイン、そこに納豆や魚が少し、というメニューが定番だった。
これでは、糖質と塩分が多く、どうしてもたんぱく質が少ない。
しかし、欧米化された食生活が定着してくるようになり、肉や魚、大豆などの植物性蛋白質をたくさん摂るようになった。
もともと魚や植物性たんぱく質は適度にとっていたが、そこにお肉が加わったおかげで、バランスのよいたんぱく質のとり方になった。
海外では、魚を多くとる生活が定着している国が少なく、ほとんどの国が肉中心のたんぱく質に偏ってしまっている。
しかし、日本人はもともとの食文化にお肉を取り入れたことで、理想的なたんぱく質のとり方になり、これが見た目の若さを上げアンチエイジングの効果をアップさせているのだ。
ジャンクフードはNG
食の欧米化は日本人にとって良い影響をもたらしたといえるけど、悪い影響も一緒に入っているから注意しておきたい。
値段が安いジャンクフードやお菓子、添加物の多い食品など、美味しくて手軽に手に入るため、つい食べ過ぎてしまいがちだけど、これは健康にも美容にも良くない。
栄養が少なく、カラダに害を及ぼしてしまう危険性のある食材なども使われているため、極力控えめにするべきだ。
日本人独特の食文化を生かして
理想の食事は、もともとの日本人が培っていた食文化はそのままで、お肉や野菜、果実などを取り入れて、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラル類をとること。これが一番よく、アンチエイジングできる方法。
つまり、無駄にジャンクフードは摂りすぎないのがよい。
日本人だけど若く見えない人との違い
つまり、食の欧米化と日本独特の食生活をうまく融合させている人は、見た目年齢も若くアンチエイジングに成功しているということ。
だけど、そうでない人は、今一度、自分の普段の食生活を考えてみよう。
自分が生きてきて20歳のころから今まで、どんな食生活をしていたか?完全な欧米化食生活で肉食中心+脂が多め、といった食生活だったり、和食に肉食をうまくマッチさせていても、ほとんど外食やジャンクフードも結構多いとなると、理想的な食事内容からかけ離れてしまう。
この辺をうまくやっている人は、見た目年齢を若く保つことができるということだ。
見た目年齢を若くする方法まとめ
見た目を若く保つための食べ方のポイントとしては次のことがいえると思う。
- たんぱく質は肉、魚、植物性でバランスよくとる
- 糖質、ビタミンやミネラル類なども適度にとる
- 添加物多い外食やジャンクフードは控える
- 天然のものに近い食材を使う
- 塩分や糖類もとりすぎず抑えすぎず
他にも食べ方に注意したほうが絶対にいいに決まってるよね。
見た目が若い有名人や芸能人の食事をネット検索すれば、だいたいわかるのが次のようなこと。
「何も気を使っていませんよ」と謙遜しているんだけど、食べ方が違う。
暴飲暴食をせずに腹八分目を心得ているなど、お蕎麦やうどんはつゆは残すようにする、といった、できるだけ健康的な食べ方を心得ているからこそ、見た目の若々しさが保たれている。
栄養面はもちろん、食べ方にも気を配っているからこそ、その食の在り方が見た目に現れてくる、もちろん適度に運動も欠かさない。
見習えるところは、ぜひ生かしたいものだーー。
参考文献:「がまん」するから老化する(和田秀樹著)
>>55歳からのアンチエイジング|年配者から生きなおす講座